私の本を読んだりTV出演の番組などを見て、自分が今まで常識だと思っていたことや、よかれと思ってやっていた掃除の仕方が、実は間違いだったとがっかりされる方もたくさんいらっしゃるkとでしょう。
しかし私は家の中の病原菌を徹底的に除去すべきだ、と言いたいわけではありません。
「病気にならないための掃除術」とは、細菌やウイルスの数をゼロにすることが目的ではなく、それらと共生しながらも人が一番健康でいられる環境を整えることを目的としています。
家のどこをどのように掃除すれば、病気を防ぐことができるかをきちんと把握することで、時短にもつながります。
そして、病気の予防を目的としたお掃除は、いかに続けやすくするかも大切です。
「今日こそ掃除をがんばろう!」と一日だけ家を隅々まできれいにしたとしても、その直後に菌がついて大繁殖し、病気になってしまっては意味がないのです。
そこで、いつも三日坊主になってしまう方や、面倒くさくてどうしても腰が上がらないという方はこんな風に考えてみてはいかがでしょうか?
お掃除は
- 適当に
- できるところまで
- 決意しないでやる
実はこれ、わたしがいつも心掛けていることでもあります。
「できるところから少しずつやってみよう」くらいの気持ちでどんなに些細なことでもいいので、始めてみてほしいのです。大それた決意などまったく必要ありません。意識せずにやることのほうが、じつは習慣化されやすく、習慣にさえできればそのあとはさほど大きな負担を感じずにお掃除ができるようなっていることでしょう。